タチが悪い食道がんと放射線治療<GAN.MEII>

女性

タチが悪い食道がん

先生

次に、タチの悪いがんと言われている食道がんがあります。食道は喉と胃をつなぐ長さが約25メートル、太さが約3センチ、厚さが約4ミリほどの管状の臓器です。この食道にできるのが食道がんです。食道がんの約半数は食道の中央付近に発生し、4分の1が食道の下のほうに発生します。食道がんの症状としては食道がしみるような感覚であったり、食べたものがつっかえるような感覚、胸痛、咳、声のかすれ等があります。ですが初期は症状がほとんどなく、発見がかなり難しいがんのひとつです。

食道がんの特徴は、他の消化器官のがんと異なり、周囲に浸潤しやすく、進行が早いということです。なので、症状が出た時にはもう「遅い」というケースが多いようです。食道がんには大きく分けて二つのタイプがあり、扁平上皮がんと腺がんです。日本人の食道がんの90%は扁平上皮がんであり、食道の内側の表層部にできます。原因は喫煙、大量の飲酒、刺激的な食べ物等の危険因子に長期間晒されることです。なので発がんしやすい人は若い頃から喫煙や、毎日大量に飲酒している人や肥満の人、野菜不足の人だと言われています。一方、腺がんは食道の内側の粘液を分泌する部分、食道腺にできるがんです。原因は喫煙や、食道炎の進行した状態であるバレット食道です。発がんしやすい人は逆流性食道炎が慢性化し、食道が炎症をおこしてしまっている人や、白人男性、喫煙している人だと言えます。

食道がんはステージ?の段階で生存率が50%にまで下がってしまうがんです。進行も早く、発見も難しいためタチの悪いがんだと言われているのです。食道がんの原因は主に食べ物や喫煙、飲酒などの生活習慣であることが多いので、生活習慣を見直し、食道がんにならないようにすることが最善の策だと考えられます。